徳川美術館をめぐるセクハラおよびパワハラ問題について

資料:徳川美術館の公式サイト改変について

責任者:管理部長 林 繁俊

平成26年06月12日09時29分取得

   ↓↓↓

責任者:企画推進部係長 鈴木 裕之

平成26年06月14日23時55分取得

資料:中日新聞の紙面版について

  • 電子版には載っていない内容が含まれているので以下に書き起こした。
  • 具体的には、セクハラの内容、被害者の言い分、申し立ての概要、徳川黎明会の「お家騒動」としての見立てが掲載されている。

──「徳川美術館部長 セクハラ」 審判申し立て 本人否定

申し立てたのは、管理部に勤める40代と50代の女性。申立書によると、管理部長は2013年1月から今年5月までの間、2人に対し、肩や手を触ったり、ホテルや旅行に誘うなどした。また、ボーナス査定時に「パワハラ、セクハラに付き合えば10万円アップ」と発言。「ジャズクラブに行こう」などと誘い、断られると「業務命令だ。出世に関与する」と威圧するなどしたと主張している。
そのうえで「管理部長の行為は女性職員の人格権を侵害する違法行為。黎明会は使用者責任があるのに、セクハラとパワハラを放置し、職場環境を改善しなかった」としている。
管理部長は大手都市銀行を退職後の11年10月、黎明会から徳川美術館に派遣され、翌年4月から業務部長(現・管理部長)を務めている。
管理部長は取材に「(ハラスメントの)事実はない。既に内部で調査されていて(女性職員らの主張は)ほとんどうそだと判明している。ほぼ解決済みだ」と話した。
美術館の館長も務める徳川会長は取材に「詳細を把握していないので現時点でコメントできない。今後、内容を精査し、心ある対応をした。財団の社会的責任において適切に対応したい」としている。
労働審判は、労働関係のトラブルを迅速に解決する手続きとして06年4月に始まった。裁判官1人と労働問題専門家2人が審理し、話し合いによる調停か審判による解決を目指す。結果に意義があれば訴訟に移行する。

──注意の副館長に退職勧奨

女性職員がセクハラ、パワハラ被害を受けたとして労働審判を申し立てた徳川美術館では、15人の女性職員のうち、当事者の2人を含む6人が管理部長のセクハラを証言する陳述書を提出した。一方で、管理部長にハラスメント行為をやめるよう注意したとされる男性副館長(58)が11日、徳川黎明会から退職勧奨されるなど「お家騒動」に発展している。
申し立てた40代女性は25年間、美術館で勤務。「ハラスメントに悩んでいたが、契約社員という立場を考え、我慢していた」と話す。
関係者によると、女性らは副館長に、ハラスメントについて相談し、副館長は管理部長に注意したが、管理部長は行為を否定。黎明会ナンバー2の専務理事は「管理部長がそんなことをするはずがない」と、逆に副館長を叱責したという。
女性は「副館長への処遇はあまりにひどい。このままでは美術館の運営はできなくなる」と懸念し、申し立てに踏み切ったと説明する。
副館長は、黎明会の徳川会長にも管理部長の行為を訴えたという。「会長は職員を守ろうと、できる限りの努力をしていただいた(※ママ)。だが管理部長らは会長の指示や判断を軽視し、圧力をかけることもあった」と主張。「財団上層部が管理部長の行為を組織的に書くし、私たちに混乱の責任をかぶせている」として、退職勧奨に応じる気はないという。
黎明会は取材に「退職勧奨したのは事実。理由は簡単には言えないので後日、きちんと説明する」と話した。

中日新聞(紙面版)「徳川美術館部長 セクハラ」 審判申し立て 本人否定

資料:「副館長を叱責したナンバー2(※中日報道)」の専務理事とは

会長 徳川義崇 徳川美術館館長、八雲産業(株)社長
専務理事 近松真知子 (公財)徳川黎明会総務部長

公益財団法人 徳川黎明会 役員及評議員名簿

資料:徳川黎明会公式サイトにおける紹介文

  • 総務部が統括していることが強調されている。
  • 総務部は、上記の専務理事が常勤で部長を務めている。

本会では、東京都豊島区目白にある総務部の統括のもと、徳川美術館(愛知県名古屋市)、徳川林政史研究所(東京都豊島区)という2つの施設を置き、上記の目的を達するため、美術史・林政史の研究をはじめ、展覧会や各種講座の開催、所蔵史料の閲覧・公開など、多くの公益事業を展開しています

公益財団法人徳川黎明会

報道:東京新聞:「徳川美術館でセクハラ」 2女性職員申し立て

2014年6月12日 朝刊

尾張徳川家が誇る至宝を所蔵、公開する徳川美術館名古屋市東区)の男性管理部長(60)から度重なるセクハラやパワハラを受けたとして、女性職員二人が十一日、美術館を運営する財団法人「徳川黎明会」(東京都豊島区、徳川義崇(よしたか)会長)に、計四百万円の損害賠償の支払いを求め、名古屋地裁労働審判を申し立てた。管理部長は全否定している。

労働審判は労使間のトラブルを迅速に解決する制度として二〇〇六年に始まった。裁判官一人と労使問題の専門家二人が審理し、話し合いによる調停か審判での解決を目指す。結果に異議があれば訴訟に移る。

申し立てたのは管理部に勤める四十代と五十代の女性。申立書によると、管理部長は二〇一三年一月〜今年五月、肩や手を触ったり、ホテルや旅行に誘ったりした。ボーナス査定時には「パワハラ、セクハラに付き合えば十万円アップ」と発言。誘いを断られると「業務命令だ。出世に関係する」と威圧するなどしたと主張している。

その上で「女性職員の人格権を侵害する違法行為。黎明会は使用者責任があるのに、セクハラとパワハラを放置し職場環境を改善しなかった」としている。

管理部長は大手都市銀行を退職後の一一年十月、黎明会から徳川美術館に派遣され、一二年四月から業務部長(現・管理部長)。

管理部長は取材に「(ハラスメントの)事実はない。既に内部で調査されていて(女性職員らの主張は)ほとんどうそだと判明している。ほぼ解決済みだ」と話した。

美術館長も務める徳川会長は取材に「詳細を把握していないのでコメントできない。内容を精査し、心ある対応をしたい。財団の社会的責任において適切に対応したい」としている。

徳川美術館> 徳川家康の遺品や「源氏物語絵巻」など国宝9件、重要文化財59件を含む1万件以上を所蔵。尾張徳川家は家康の九男、義直を始祖とする徳川御三家の筆頭格で代々、尾張藩主を務めた。第22代当主の徳川義崇氏の曽祖父義親氏が伝来の宝物の散逸を心配し、徳川黎明会を設立。1935年に徳川美術館を開館した。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014061202000132.html

報道:中日新聞徳川美術館の管理部長がセクハラ 審判申し立て

2014年6月12日 09時15分

尾張徳川家が誇る至宝を所蔵、公開する徳川美術館名古屋市東区)の男性管理部長(60)から度重なるセクハラやパワハラを受けたとして、女性職員2人が11日、美術館を運営する財団法人「徳川黎明会」(東京都豊島区、徳川義崇(よしたか)会長)を相手取って、計400万円の損害賠償の支払いを求め、名古屋地裁労働審判を申し立てた。管理部長は全否定している。

申し立てたのは、管理部に勤める40代と50代の女性。申立書によると、管理部長は2013年1月から今年5月までの間、2人に対し、肩や手を触ったり、ホテルや旅行に誘うなどした。また、ボーナス査定時に「パワハラ、セクハラに付き合えば10万円アップ」と発言。「ジャズクラブに行こう」などと誘い、断られると「業務命令だ。出世に関係する」と威圧するなどしたと主張している。

そのうえで「管理部長の行為は女性職員の人格権を侵害する違法行為。黎明会は使用者責任があるのに、セクハラとパワハラを放置し、職場環境を改善しなかった」としている。

管理部長は大手都市銀行を退職後の11年10月、黎明会から徳川美術館に派遣され、翌年4月から業務部長(現・管理部長)を務めている。

管理部長は取材に「(ハラスメントの)事実はない。既に内部で調査されていて(女性職員らの主張は)ほとんどうそだと判明している。ほぼ解決済みだ」と話した。

美術館の館長も務める徳川会長は取材に「詳細を把握していないので現時点でコメントできない。今後、内容を精査し、心ある対応をしたい。財団の社会的責任において適切に対応したい」としている。

労働審判は、労働関係のトラブルを迅速に解決する手続きとして06年4月に始まった。裁判官1人と労働問題専門家2人が審理し、話し合いによる調停か審判による解決を目指す。結果に異議があれば訴訟に移行する。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014061290091502.html

報道:日刊スポーツ:徳川美術館でセクハラか

徳川家康の遺品などを収蔵、展示する徳川美術館名古屋市東区)の女性職員2人が、男性管理部長(60)からセクハラやパワハラを受けたとして、美術館を運営する財団法人「徳川黎明(れいめい)会」に対し、計400万円の損害賠償を求める労働審判名古屋地裁に申し立てていたことが12日、関係者への取材で分かった。

関係者によると、女性職員2人は、管理部長が2人の体に触ったり、デートに誘って断られると「業務命令だ」と威圧したりしたと主張。徳川黎明会が職場環境の改善に取り組まなかったと指摘している。

徳川黎明会は「申立書が届いていないので詳細を把握できていない。今後、対応を検討していきたい」としている。管理部長は「やっていない」と否定している。2人がセクハラやパワハラを受けていたという内部通報はなかったという。

徳川美術館は1935年開館。尾張徳川家に伝わる国宝9件、重要文化財59件などを収蔵している。

労働審判は、労働関係のトラブルを迅速に解決することを目的に2006年4月に始まった手続き。裁判官1人と、労働関係の専門家2人でつくる労働審判委員会が調停か審判で解決を図り、当事者から異議があれば訴訟に移行する。(共同)
[2014年6月12日11時20分]

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20140612-1316408.html

報道:産経新聞徳川美術館の管理部長がセクハラか 女性職員2人、労働審判申し立て

2014.6.12 15:49

徳川家康の遺品などを収蔵、展示する徳川美術館名古屋市東区)の女性職員2人が、男性管理部長(60)からセクハラやパワハラを受けたとして、美術館を運営する財団法人「徳川黎明会」に対し、計400万円の損害賠償を求める労働審判名古屋地裁に申し立てていたことが12日、関係者への取材で分かった。

関係者によると、女性職員2人は管理部長が2人の体に触ったり、デートに誘って断られると「業務命令だ」と威圧したりしたと主張。徳川黎明会が職場環境の改善に取り組まなかったと指摘している。

徳川黎明会は「申立書が届いていないので詳細を把握できていない。今後、対応を検討していきたい」としている。管理部長は「やっていない」と否定している。2人がセクハラやパワハラを受けていたという内部通報はなかったという。

徳川美術館は1935年開館。尾張徳川家に伝わる国宝9件、重要文化財59件などを収蔵している。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140612/crm14061215490012-n1.htm